こんにちは。
大阪市東成区にある障がい福祉サービス事業所、サポートセンターららです。
「障がいがある家族が家を出て一人暮らしをしたいと言っている」
「支援は受けたいけれど、住み慣れた家で暮らしたい」
このようなお悩みを持つ方へ。
今回は、**「グループホーム」と「居宅支援」**という2つの選択肢について、
それぞれの特徴・違い・向いている人をわかりやすく比較・解説します。
「どちらが良い・悪い」ではなく、ライフスタイルに合わせて選べる時代です。
あなたやご家族にとっての“ちょうどいい支援”を見つけましょう。
1. グループホームとは?共同生活で安心感を得られる住まい
グループホーム(正式名称:共同生活援助)は、障がいのある方が少人数で共同生活を送りながら、スタッフの支援を受けて暮らす施設です。
特徴:
- 一般的には1ユニット4〜10人ほどの少人数
- 世話人や生活支援員が日中または夜間も配置
- 自炊や掃除などは入居者の自立度に応じて分担
- 家族のような雰囲気で生活できる
たとえば、大阪市内では天王寺区・生野区・東成区などにも多くのグループホームが開設されています。
2. 居宅支援とは?自宅での暮らしを支える「訪問型の支援」
一方の居宅支援とは、障がいのある方が自宅で生活を続けながら、必要なときにヘルパーなどの支援を受けるサービスです。
提供される主な支援:
- 居宅介護:掃除、調理、入浴などの生活支援
- 重度訪問介護:医療的ケアや24時間体制の支援
- 移動支援・同行援護:外出時の付き添いや安全確保
居宅支援の魅力は、住み慣れた自宅で「自分のペース」を保ちつつ支援を受けられることです。
サポートセンターららでは、利用者の「この家で暮らし続けたい」という思いを大切にしています。
3. グループホームと居宅支援の違いを比較!
| 比較項目 | グループホーム | 居宅支援 |
| 居住スタイル | 施設での共同生活 | 自宅(または親元など) |
| 支援の形態 | スタッフが常駐 or 巡回型 | 必要な時だけ訪問(1日数時間など) |
| 生活の自由度 | ある程度ルールあり(門限、共用スペース等) | 完全に個人の裁量で生活できる |
| 対象者 | 一人暮らしが不安な方・家族の支援が難しい方 | 自立度が高い or 家族の支援がある方 |
| 費用負担 | 家賃・食費・光熱費+サービス料 | サービスに応じて(自己負担は原則1割) |
| 相談できる人 | 同居の仲間・スタッフ | 主に家族・訪問ヘルパー |
4. どんな人がグループホームに向いている?
こんな方は、グループホームが合っているかもしれません。
- 家族と離れて一人暮らしをしてみたいが不安がある
- 一人では薬の管理や食事が難しい
- 規則正しい生活を身につけたい
- 自立に向けてステップを踏みたい
芸人の小籔千豊さんが出演したバラエティ番組で、「グループホームで自立を目指す若者たち」が特集されたこともあり、近年は社会的な注目度も高まっています。
5. どんな人が居宅支援に向いている?
一方、こんな方には居宅支援が向いている可能性があります。
- 住み慣れた家で暮らしたい
- 家族のサポートがあるが、一部だけプロの手を借りたい
- 外出の付き添いなど、特定のサポートだけが必要
- 精神障がいなどで環境の変化がストレスになるタイプ
サポートセンターららでは、**「自分の生活を自分らしく保ちたい」**という思いに寄り添う支援を行っています。
6. 利用までの手続きの違い
どちらを利用する場合も、障害福祉サービス受給者証が必要です。
ただし、支給決定や利用計画に違いがあります。
| 手続き内容 | グループホーム | 居宅支援 |
| 計画作成 | 相談支援専門員と作成(計画相談支援) | 同上 |
| 支給決定基準 | 地域の受け入れ状況や支援区分により調整 | サービス内容に応じて柔軟に調整 |
| 契約手続き | グループホームと入居契約 | サービス事業所ごとに個別契約 |
※グループホームの入居には空き状況や地域差もあるため、早めの情報収集がカギです。
7. 家族の支援があるかどうかも選択のポイントに
障がいのあるご本人の希望だけでなく、「家族がどのくらい支援できるか」も選択のポイントです。
- 家族が高齢・遠方・体調不良→グループホーム
- 家族が近くにいて生活を支えられる→居宅支援
もちろん、どちらが「正解」ということはありません。
ライフステージや健康状態、本人の意思を尊重して**“ちょうどよい選択”**をしていくことが大切です。
8. サポートセンターららでできること
サポートセンターららでは、居宅支援を中心とした次のようなサービスを提供しています:
- 家事援助・調理支援
- 同行援護(視覚障がい者向け)
- 移動支援(余暇活動の同行)
- 重度訪問介護(24時間対応が必要な方向け)
また、グループホームを検討している方への相談窓口としても活用できます。
「まずは居宅支援から」「ゆくゆくはグループホームに」など、段階的なステップアップのご相談にも対応しています。
9. よくある質問(Q&A)
Q. 途中で切り替えることはできますか?
→ はい、可能です。生活状況に応じて、居宅支援→グループホーム、またはその逆も選べます。
Q. 家族と一緒に住んでいても居宅支援は使える?
→ 使えます。家族がいる場合でも、プロの支援が必要な部分だけ使うことができます。
Q. グループホームってどこにあるの?
→ 市役所や相談支援事業所で、地域のグループホームの空き状況リストをもらえます。
10. まとめ|あなたの「暮らし方」に合った支援を選ぼう
障がいがあっても、「どう暮らしたいか」は人それぞれ。
グループホームと居宅支援は、どちらも“自分らしく暮らす”ための選択肢です。
- 安心感がほしい → グループホーム
- 自分のリズムで過ごしたい → 居宅支援
制度を正しく理解して、自分や家族に合ったスタイルを選びましょう。
サポートセンターららでは、制度の使い方や組み合わせ方についても丁寧にご相談を承ります。
所在地とお問い合わせ
- 事業所名:サポートセンターらら(合同会社たいよう)
- 住所:〒537-0025 大阪府大阪市東成区中道2丁目4-4 森ノ宮公園ビル402号室
- 電話番号:06-7161-2586
- サービス提供地域:大阪市中央区を中心に対応











