こんにちは。
大阪市東成区にある障がい福祉サービス事業所、サポートセンターららです。
私たちは日々、さまざまな障がいのある方々の支援を行っていますが、その中でもよく耳にするのが、
「どこまで手伝っていいかわからない」
「助けたいけど、やりすぎてしまっているかも?」
という、支援の“ちょうどいい加減”に関する悩みです。
特に、身体障がいのある方への支援では、「できること」と「してほしいこと」のバランスをどう取るかが非常に重要です。
今回は、
- 身体障がいのある方の特徴や支援のポイント
- 過剰な支援と不十分な支援の違い
- 利用者が安心して頼れる支援とは?
について、現場の実例を交えながら丁寧に解説します。
1. 身体障がいとは?支援における基本理解
身体障がいとは、身体の一部または複数に障がいがあり、日常生活や移動・作業に制限がある状態です。
主な種類には:
- 肢体不自由(手足の麻痺や切断)
- 視覚障がい
- 聴覚・言語障がい
- 内部障がい(心臓・呼吸器・腎臓など)
があります。
例えば、車いすを利用している方=すべての支援が必要な人ではありません。
障がいの程度や部位によって、できること・困っていることは本当に人それぞれなのです。
2. 「できること」は尊重し、「してほしいこと」は丁寧に支援する
支援の基本は、「できないことを助ける」ではなく、**「できることは自分でできるように支える」**ことです。
そのために必要なのが、
- 本人がどこまでできるのかを正確に知ること
- どこからを「してほしいこと」と感じているのかを確認すること
具体例:
- 洗濯物を干すのは自分でできるけれど、取り出すのが難しい
- 料理はできるけれど、買い物や重たい荷物の持ち運びがつらい
- 入浴は自力で可能だが、浴室内の安全確認はしてほしい
このように、一人ひとりにとっての「できる・できない」は必ずしも表に出てこないため、日々の丁寧な対話と観察が求められます。
3. 支援が「やりすぎ」になるとどうなる?
善意で手を出しすぎると、**「本人の自立の機会を奪ってしまう」**こともあります。
- 自分でできることも「やってもらうのが当たり前」になる
- 自信をなくす/意欲が低下する
- 本人のペースが乱れる
支援者が「全部やってあげる」ことで、一見うまく回っているように見えても、長期的には本人の生活力を損ねてしまうこともあるのです。
4. 支援が「足りない」と感じられると…
一方で、「必要なところに手が届かない」と感じると、
- 不安やストレスを感じる
- 外出や生活への意欲が下がる
- 支援者との信頼関係が崩れる
たとえば、トイレ介助や入浴時の声かけが不十分だったことで、転倒や怪我につながったケースも全国的に報告されています。
5. サポートセンターららの支援現場から
サポートセンターららでは、身体障がいのある方との関わりにおいて、次のような「バランスを重視した支援」を行っています。
● 60代・男性利用者(片麻痺)
- 料理は自力でできるが、包丁でのカットだけ補助
- 冷蔵庫の中の物を一緒に取り出し、あとは本人が調理
「見守られてるだけで安心。自分でできることは続けたい」
● 40代・女性利用者(脊髄損傷)
- 入浴時の見守りと後片付けのみを担当
- 時間を測って「声かけタイミング」も調整する

このように、“必要な時だけ、必要な分だけ”の支援を意識しています。
6. 利用者の「声」を聴く工夫
支援者が一方的に「こうしたほうがいい」と決めるのではなく、本人の意向を最優先にする姿勢が重要です。
工夫例:
- 「これとこれ、どっちを手伝ってほしいですか?」
- 「今日は自分でやってみたいことありますか?」
- 「ちょっと難しい時は遠慮なく言ってくださいね」と伝える
こうした問いかけが、自己決定の習慣と信頼関係の構築につながります。
7. 活用できる福祉サービス
身体障がいのある方が地域で安心して暮らすために、以下の福祉サービスが活用できます。
● 居宅介護(家事援助・身体介助)
- 食事・排せつ・入浴などの支援
- 掃除・洗濯・調理などの生活支援
● 移動支援
- 通院・買い物・余暇活動への同行支援
- 大阪城公園や森ノ宮キューズモールなどへの外出も人気
● 重度訪問介護(医療的ケア含む)
- 呼吸器管理などが必要な方への24時間支援
● 福祉用具貸与や住宅改修
- 手すりの設置、段差の解消など、自宅での暮らしやすさをサポート
8. よくある質問(Q&A)
Q. 身体障がいが軽度でも支援は受けられる?
→ はい。生活に困りごとがあれば支援対象になります。
Q. 支援内容は固定?変更できる?
→ 定期的な見直し(モニタリング)で調整可能です。季節や体調に応じて支援内容を変更できます。
Q. 支援者との相性が合わない時は?
→ 事業所に相談することで、担当の変更なども可能です。
9. まとめ|“ちょうどいい支援”が、暮らしを変える
身体障がいのある方にとって、支援は**「頼りすぎてもいけない、でも我慢しすぎてもいけない」**という難しさがあります。
だからこそ大切なのは、
- 本人が「これだけはしてほしい」と思うことに寄り添うこと
- 「自分でできる」を応援し、尊重すること
- 迷ったら「一緒に相談して決める」こと
サポートセンターららでは、「ちょうどいい支援関係」を何より大切にし、利用者一人ひとりに合った生活の形を一緒に考えています。

所在地とお問い合わせ
- 事業所名:サポートセンターらら(合同会社たいよう)
- 住所:〒537-0025 大阪府大阪市東成区中道2丁目4-4 森ノ宮公園ビル402号室
- 電話番号:06-7161-2586
- サービス提供地域:大阪市中央区を中心に対応